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抜歯率 ※12歳以上で集計

  • 2018年 5.1%(6/118人)
  • 2019年 4.2%(5/118人)
  • 2020年 4.3%(7/162人)
  • 2021年 1.9%(3/158人)
  • 2022年 5.5%(7/128人)

5年トータル 4.1% (28/684人)

2019.09.09

ガタガタでも抜かない

症例

こんにちは

 

歯のガタガタが大きくても抜かずに治療した例を紹介します。

今回の歯並びは八重歯です。

こう場合たいていが抜歯が必要とされてます

歯並びを解説すると

2と3がほぼ重なって生えています。

理想は1 2 3 4 5 6 7の順番に並べることです

そのために13の間に2を入れて

24の間に3を入れる必要があります。

 

これも歯は抜かずに前回紹介した歯科矯正用アンカースクリューを使用して治療します

 

まず歯科矯正用アンカースクリューの力を第一大臼歯(6)にかけます。

すると装置を伝って第一大臼歯が遠心(奥に)向かって動きます

するとどんどん歯と歯の間にスペースが生じます

できた隙間使ってガタガタを収めます。

だいたい1年ぐらいでこのような感じに並びます。

これが歯科矯正用アンカースクリューによる治療です。

現在この患者様は治療途中です。

装置が外れたらまた報告いたします。

【症例情報】

主訴:歯のガタガタが気になる

診断名:叢生

年齢:19歳

治療に用いた装置:マルチブラケット装置、歯科矯正用アンカースクリュー

抜歯部位:非抜歯

治療期間:現在治療中

費用:検査代4万8千円 施術、装治療料68万円 歯科矯正用アンカースクリュー代6万円 処治療3000円×回数 プラス消費税

リスク副作用:

  • 歯体移動により歯肉、歯槽骨、歯根が減少することがあります。
  • 装置により口腔内粘膜を傷つけることがあります。
  • 矯正治療中装置が破損することがあります。
  • 上記の装置は、完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

 

 

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